入学・進学祝いを贈る時期は、入学が正式に決まる3月初旬から、遅くとも入学式の前までが良いとされています。もし入学の時期に渡すのが難しい場合は、入学してから遅くとも1か月以内、できれば連休までに渡すようにしましょう。

入学・進学祝いにかける熨斗(のし)は、「紅白蝶結び」の水引を選び、表書きには「御祝」「御入学祝」「御進学祝」などを記入します。

入学・進学祝いの金額の相場は、お祝いを贈るお子さんとの関係性や年齢により異なります。5,000円～50,000円程度が一般的です。

お金以外で、入学祝いとして人気の贈り物はランドセル、学習机、自転車、名入れ鉛筆、目覚まし時計、図鑑、洋服、文房具(ペンケース)、図書カード、商品券・ギフトカード、などがあります。

就職祝いを贈る時期は、就職が決まった後できるだけ早い時期に贈るのが一般的です。特に新社会人の場合、引っ越しや研修など入社するまでの準備期間は忙しいものです。できれば入社する1か月前には贈るようにしましょう。時期がずれてしまう場合でも、入社式から1カ月が過ぎるまでの間に、就職祝いを渡すのがよいでしょう。

就職祝いにかける熨斗(のし)は、「紅白蝶結び」の水引を選び、表書きには「御祝」「御就職祝」などを記入します。

就職祝いは一般的に、3親等以内の親族に贈るものとされています。3親等以内とは、自分の兄弟姉妹・子ども・孫・おじおば・姪甥が該当します。これにあてはまらない人へ就職祝いを贈ってもかまいませんが、金額は低めにするとよいでしょう。

就職祝いの金額の相場は、お祝いを贈るお子さんとの関係性により異なります。親から子へ渡す場合は30,000円前後、兄弟姉妹の場合は20,000円から30,000円、祖父母からなら30,000円から50,000円が相場です。少し関係が遠くなり叔父叔母から就職祝いを贈る場合は10,000円から30,000円が額面の目安です。また、先輩や後輩・友人・いとこなどは、5,000円から10,000円ほどで検討するとよいでしょう。